インフィニットでは内部監査セミナーを実施してしますが、誰もが参加できるオープンセミナーの形式ではなく、クライアント先に訪問して、そのクライアントの事業、規模に合わせたオリジナルプログラムを作って提供しています。
そこで今回は、そのメリットとデメリットを含めてインフィニットの内部監査員セミナーについてお話しをします。
組織の実情を把握し、プログラムを作成する
弊社はマネジメントシステムの認証取得のコンサルティングの一環として、又はクライアントからの要望で内部監査セミナーを実施する事が殆どです。その際には当然理由や目的が示されます。
新たに内部監査員を養成したい、既存の内部監査員に再度マネジメントシステムの意図や監査手法について学び直しをして欲しい 等、組織ごとに様々な要望がでてきます。経験、知識を始めどの程度理解している人が参加するのかを確認します。
その中で、様々な事情で監査員の経験の浅い人と経験を積まれている人が同時に参加していくこともあります。その際は、経験の浅い人を念頭にセミナーの進め方や内容を決めていくことは予め伝えた上でプログラムを作成します。
オープンセミナーですとこれが良いか悪いかはさておき、ほぼマネジメントシステムの規格要求事項を踏襲した文面でのテキストが殆どで解釈や意図は殆ど口頭で伝えているかと思います。インフィニットでは、規格要求事項の意図や実施すべきことを項番ごとにまとめてテキストを作成し、規格要求事項の文章と照合しながら進めています。
もちろん、この内容はクライアントの業種と組織の実情、要望を踏まえつつ、そのクライアントに応じたオリジナルの内容となります。ですので、テキストは自社の業務をもとにしているので、取り組みやすくなっています。
プロセスアプローチの内部監査の手法を学ぶ
インフィニットでは、内部監査の手法を伝えるにあたってプロセスアプローチによる内部監査の習得に向けた内容で提供しています。確かにプロセスアプローチの内部監査は当たり前のことです。
組織の製品・サービスを提供するステップを明確にし、プロセスを特定し、タートル図の作成、監査計画書の作成、チェックリストの作成、監査報告書の作成、是正処置報告書の作成、是正処置のフォローアップ、ケーススタディによる演習を一気通貫で実施します。ただ、セミナーの時間がどれだけ確保できるかによりますが。
上記の取組みについては、品質、環境、労働安全衛生、情報セキュリティの4つの規格を統合したマネジメントシステムの内部監査にも対応しています。4つの規格それぞれ別々に実施するのではなく、一緒に同時に実施できる手法について学ぶことができます。
メリットだけでなくデメリットもあります
やはり、組織にお伺いしてオリジナルの内容と進め方で実施するとなると、参加人数の確保、そしてなによりもコストもかかります。
外部の審査機関の内部監査セミナーですと、単独のマネジメントシステム規格の単価については、参加人数が少人数ですと費用は弊社のセミナーより断然安くなります。今はリモートでも実施しているので地方でも交通費はかかりません。弊社では、参加人数が少ない場合は外部機関のオープンセミナーの参加を勧めています。
中小企業ですと、一日もしくは二日間を集合研修にあてがうのはなかなか厳しいのも事実です。また組織として、内部監査をどれだけ重要視しているかということもあると思います。
ただ複数のマネジメントシステム規格になると、5人以上の参加であればコスト的にはいい勝負になる可能性がでてきます。ご興味があればぜひご相談ください。