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労働安全衛生のリスクアセスメントで押さえておきたい2つのポイント

2024年5月15日お知らせ

リスクアセスメントは、作業での危険を減らしていく、そして最終的に無くしていくために実施し、現場で仕事をしている人に安全な職場環境を提供するためのものです。

少なくとも、実施前と後で殆ど変わっていないということであれば、意味がありません。そんなことに陥らないためにリスクアセスメントを実施する際に何を押さえておくべきかを皆さんと共有していきたいと思います。

自分の身の危険を想像する

「脅威もしくは起こり得る事故」の内容に、第三者の通行人への被害を取り上げて、それを防ぐために何をするのかを書いているケースが見受けられ、殆ど第三者の災害について書かれているものがありました。

もちろん、第三者への事故を防ぐことは必要です。ただ、作業者自身が事故にあったり、ケガをするという内容が少ないことに非常に違和感を感じました。第三者の災害の場合、「危険源」として何を特定しているかというと、材料・資材、飛散物 等が多かったです。

危険源として優先的に特定していただきたいのは、その作業で使用する機械、装置、機具 等です。それらの機械 等の運転や操作で第三者だけでなくその運転や操作している人やその場に従事している他の作業者がどのような状況下で何をしたらケガ、事故が起きるのかを書いている組織は少ないと思います。

段取り、操作や運転、片付けの作業の際に何が起こり得るのかを考えて明確にすることで、業務の改善につなげるチャンスとなります。単に周囲を確認する注意喚起することや保護具を着用するというだけでは、危険を無くす取り組みとして何ら前と変化がない状態のままといっても仕方ありません。

リスクの対応策の中身まで考え、作成し活用まで支援する

リスクアセスメントは、事故やケガが起こる可能性や影響の度合いを評価し、優先度が高いケースから本質的な安全策をとって、事故に至る危険を潰していくことが役割です。これには、保護具の着用だけでなく、安全装置の設定や安全柵の設置などの目に見える対策から、手順書やマニュアルを作成し、それをもとにシステムの観点を含めての複合的な対策をしていきます。

ただ、リスク対応策としてよく見かけるのは、「周囲を確認する」、「声掛けをする」 等の注意喚起のような表現です。これらのことが無意味だとは言いませんが、苦し紛れに書いていると思われても仕方ありません。それ以上にこの事を容認している組織の方が問題で、このような事が長年続いているのであれば、何も現場には変化がなく危険な状態を放置しているに等しい状況だと思われても仕方ありません。

これは、上記で指摘した危険源の特定がずれていることや脅威の記述が具体的でないこと 等、様々な要因があると思います。ただ現場での自分自身の危険を、作業方法や操作のやり方を改善することで安全で安心な職場環境になるという認識に至っていないことも多いにあると思っています。

やはり、リスクアセスメントを通して自分たちの作業手順、方法に向き合っていく。そうして自分たちで対策取り続けて、少しづつ安全な領域を広げていく、そのような体験をすることで実感して欲しいと思います。

弊社では、リスクアセスメントを実施する際は、リスク対応策の一つとして作業手順書の作成を現場の作業者と一緒に作って活用することも支援しました。特に、新規に配属された人や経験の浅い人達を対象とした教育訓練にも使っています。

リスクアセスメントはそのシートを作成して終わりではありません。都度、見直しをしてリスク対応策も変化していくことが求められます。リスクアセスメントの運用をもっと効果的にしていきたいと考えているのであれば、一度ご相談ください。

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