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ISOの統合マネジメントシステムは、統合する目的を明確にして一つのマネジメントシステムにすること

2018年3月05日ISO

ISOのマネジメントシステムの認証を複数取得したい経営者の皆様、現在ISOのマネジメントシステムの認証を複数取得されていますがまだ統合していない企業の経営者の皆様にお役に立てる情報を提供します。

 

目次:

1.ISOの統合マネジメントシステムとは

2.マネジメントシステムを統合するメリットは?

3.統合マネジメントシステムの構築は、一緒にして取り組むこと

4.既に複数の認証を取得している企業は、なぜ一つのマネジメントシステムにするのか目的をはっきりして構築すること

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1.ISOの統合マネジメントシステムとは

統合マネジメントシステムとは、

・品質

・環境

・情報セキュリティ

・労働安全衛生

上記以外にも制定されているマネジメントシステムを2つ以上統合して一つのマネジメントシステムとして、構築して運用するものです。

現行のマネジメントシステムは、共通の仕様書に基づいてつくられています。よって、規格要求事項の構成が共通化されて、以前に比べ統合するのが容易になっています。

ただ、品質、環境、情報セキュリティ等のそれぞれの独自要求事項が当然あるので、その点も踏まえてマネジメントシステムを作っていくことになります。

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2.マネジメントシステムを統合するメリットは?

認証における審査では、それぞれ別々に審査を受けるケースに比べて、統合マネジメントシステムにすると工数が減り、コストが下がります。(統合マネジメントシステムでも認証書は、それぞれ別々に発行されます)

統合にすることで、それぞれ別々に管理責任者を配置している場合は、一人にして運用することができます。

組織の課題や利害関係者の要求、リスクと機会に関する取り組みは、別々に実施する必要はありません。それらのアウトプットは一つにまとめても構いません。

目標の設定や達成計画も、一つのフォーマットにまとめることが可能です。

内部監査を別々にやっていたとすれば、同時に同じプロセスを取り上げて実施する事も可能です。

マネジメントレビューも同様にそれぞれ規格要求事項に基づき同時に実施することが出来ので、運用面でもメリットがあります。

 

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3.  統合マネジメントシステムの構築は、一緒にして取り組むこと

品質と環境の統合マネジメントシステムを構築する流れを順番にして書いてみました。

  1.  「組織の目的」とQMS/EMSを採用して達成したい「意図した成果」を明確にする。
  2. 利害関係者の特定と貴社に求めていることをまとめる。
  3. 上記を踏まえて、貴社の内部・外部の課題を洗い出してまとめる。(環境と品質の両方)
  4. 並行して、リスク(将来への望ましくない影響)と機会(望ましい影響)を洗い出してまとめる。(環境と品質の両方)
  5. これまでの取り組みを通じて、貴社の経営方針の見直し、制定。
  6. 業務上における、環境影響評価の実施、法規制の順守事項の調査。
  7. 品質面と環境面を含めての目標の設定、達成計画を作成し、関係者に周知する。

業種にもよりますが、中小企業で環境マネジメントシステムに取り組む際に問題になるのは、環境と業務をどのように紐づけて、業務にも役立ち成果が得られるシステムにしていくかということです。

品質と環境の活動は、表裏一体です。特に運用については、別々に手順を作って取り組むのではなく、品質のリスクと環境のリスクを一緒に考えて下さい。

例えば、品質では不良品の発生を低減する事を取り上げているとすれば、環境の観点で廃棄物を減らすことと一致します。

上記のように環境影響を特定していき、一つのマネジメントシステムとして組織の課題解決やリスクへの対応につながる有効な運用を目指して下さい。

 

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4. 既に複数の認証を取得している企業は、なぜ一つのマネジメントシステムにするのか目的をはっきりして構築すること

基本は、上記の順に沿ってマネジメントシステムを作っていきます。

既にそれぞれの規格のマニュアルがあります。複数のマニュアルをそれぞれの規格の共通項目で前の規格とそんなに変わっていないところについては、無理やり当てはめて作成し、結果複数のマネジメントシステムをただくっつけただけの非常に効率の悪い内容になっている組織を見かけます。

統合する前に、組織として決めないといけないのは、マネジメントシステムを統合する目的と、どのようなマネジメントシステムとして運用するのかの方針も含めて明確にしていく必要があります。

そうしないと前述のように複数のマニュアルを、ただくっつけただけの理念も思いもないマニュアルになってしまいます。

1冊のマニュアルですが、実質的に一つのマネジメントシステムになってなく、組織に負担だけ強いるシステムにしては、元も子もありません。

面倒に見えるかも知れませんが、それぞれの規格要求事項の理解を深めて、2015年版の改定で新たに追加した内容と、殆ど変更の必要がない要求の取り組みとに整理・分類して下さい。

その上で、統合する目的に沿った新たな統合マネジメントシステムのマニュアルを作り、一つのマネジメントシステムとして重複する取り組みを省くことが出来、その組織に合った合理的な運用が可能になります。

せっかく統合するのですから、求める成果が得られる効果的なマネジメントシステムを目指してください。

 

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