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組織に必要な事4  チームになるには

2018年9月14日ISO

組織をチームとして機能させ、従業員の能力を発揮させ、成果をあげるために何が必要なのか、従業員の成長と連動して組織を創っていきたい中小企業の経営者の皆さんのお悩みにお伝えします。

チームとは

「理念に共感して、自分の役割・責任を自覚している人たちが集って成果を出している集団です。」

この定義に基づき問いかけます。

①理念をどのようにして従業員に対してどのような事をして伝えていますか?

1) 自分の言葉で理念について語っていますか
2) 話すだけでなく、複数の手段で伝えていますか?
3) 理念に基づく行動を実践していますか?

②従業員の役割・責任について、文書を作成するだけでなく、説明して理解しているか確認していますか?

1) 従業員に確実に理解できるよう、具体的にわかりやすい文書にしていますか
2) その文書を理解させるために具体的に何をしていますか
3) 一人一人の成果が何か、明確にしていますか

まず、上記の問いかけに対しての自己評価を行って下さい。一つ一つの項目を深く掘り下げて何が出来ているのか、出来ていないのかを明確にしていくことから始めて下さい。

仕組みと制度だけでなく、従業員の成長について取り組んでいるのか

チームが機能するには、どうしても従業員の成長と比例します。
組織の理念の実現や目標達成のためにマネジメントシステムを作って組織運営を始めると、マニュアルに従った運用が出来てきます。この事は、何もルールがなく暗黙で活動していた頃と比べると組織レベルがそれなりに上がります。
しばらくすると、組織の運営の質を上げられるかどうかの分岐点がやってきます。
それは、そのシステム(マニュアルやその他の文書等の制度、仕組み)をもっと成果をあげられるように変えていけるかどうかです。
それができるのは、経営者だけでなく、従業員の力も必要です。

大体の企業は、システムを変えられずそのままのやり方について疑問を持たず、無意識に踏襲しています。これが、俗にいうPDCAサイクルを廻していないということです。

これは、書類を作成することが目的と化していることもあれば、活動した実績の達成状況についてしっかり検証しているかということもあるかもしれません。
成果につながるように、仕組みを都度見直して変えているかどうかです。

例えば、メインの客先に対して失注した場合、なぜ失注したのか深く掘り下げて、次の営業に役立てているのかということが出来ているかです。
受注した場合も然りです。

そう、「何で」「何で」と自分達で考えて、仮説と行動を繰り返していけるかです。
これは、管理職を始め組織全体で関わらないといけません。
一人でやっても深まりません。チームでやるからいろんな視点で考え、今までと違う観点での気づき、そして取組みも多様になっていきます。
振り返って次につなげる事が出来る人になるように成長させるプランやプログラムを作って実践することが、チームの機能を上げる大きな要因です。

さあ、「何で」、「何で」と問いかけて、次のステップにいけるよう促していきましょう。

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