株式会社インフィニット 宮城県仙台市のISO・組織開発の会社|ISOマネジメントシステムを活用してパフォーマンスを向上するために必要な観点とは

022-702-4679 お問い合わせ

ISOマネジメントシステムを活用してパフォーマンスを向上するために必要な観点とは

2018年3月25日ISO

 ISOのマネジメントシステムの認証取得と運用のステップアップの支援をしています、インフィニットの櫻田 一展(さくらだ いちのぶ)と申します。

 ISOマネジメントシステムを活用してパフォーマンスを上げて持続可能な組織を目指す経営者の皆さんに必要な事をお伝えします。

パフォーマンスとは

 パフォーマンスは、ISO9000:2015の基本及び用語の3.7.8「測定可能な結果」と定義されています。

 ISOマネジメントシステムのISO9001、14001、45001、27001を始めとする規格の9節は、「パフォーマンス評価」というタイトルです。

 品質及び環境を始めとするISOのマネジメントシステムを運用して組織が求める結果を出す仕組みを作って運用することを求めています。

 この事は、経営する上で当たり前のことですが、今迄は、その点が要求の内容や審査での取り組みがあいまいだったと思います。

 PDCAを形式上回して書類を作成して成果が得られなくとも、規格や組織の手順から逸脱しなければ適合ということは過去あったと思います。

 でも、組織として重要な指標である売上や利益を始めとする経営面で必要なことにマネジメントシステムが何も貢献していないとすれば、既にそのシステムは業務と関連がないISOという独自なシステムとなっており、その組織にとって負担以外何者でもないということになります。

マネジメントシステム使ってパフォーマンスを上げていくには意図した成果の共有が必要

 ISO9001の品質マネジメントシステムを活用することで製品及びサービスの品質を向上させ、顧客から支持され受注が向上し、不良品の発生も低減し、利益が増えていくことに是非結び付けて欲しいと思っています。

 確かに不良品の発生の低減になかなかつながらない製品も現実としてあり、検査体制を強化して不良品の流出を防ぐことでコスト増となり、必ずしも利益アップになっていない事例もあるかと思います。

 ただ、、ISO9001の目的の一つである「顧客満足」は、その企業がしっかりと利益を出していかないと実現しません。儲けがあまり無い状況で顧客満足に向けた取り組みが出来るかと考えれば自明の理です。

 そこで必要な取り組みの一つに組織の付加価値を上げるために何が必要なのか、そして実現のための適切な指標の設定ができるかが一つの鍵となります。

 製品及びサービスの単価を上げるのか、安価でもより多くの製品・サービスを提供していくのか、いずれにしても付加価値を上げて持続可能な組織を目指すための方向は限られており、その中で何を選択するのかが組織の戦略となります。

 ISOマネジメントシステムの4節の組織の状況では、マネジメントシステムの意図した成果を達成する組織の能力に影響を与える、外部及び内部の課題を決定しなければならない、そして利害関係者のニーズ及び期待を決定しなければならないと要求しています。そして6.1では4節で取り上げた課題や利害関係者のニーズ及び期待をに考慮に入れてリスクと機会を決定しなければならないと要求しています。

 これは、組織がマネジメントシステムを使って何を実現したいのかを経営者が示す必要があります。この「意図した成果」に紐づけて組織の課題やリスクをまとめてくださいということです。そのうえで戦略を立てて組織内で共有することが必須となります。今までいろいろな組織の取り組みを観てきましたが、意図した成果が共有されてまとめている組織は本当に少数です。 

 

実現したい事に対して貢献できるシステムにしないと意味がない

 ある製造業の会社は、実現したいことを掲げて、それに対してどのように実現していくのか、中期、短期の計画に落とし込んで進めて、PDCAを回し、設定した指標の達成度をみながら、計画の内容を柔軟に変えていきながら、着実にパフォーマンスを上げていました。

 例えば、不具合の発生が多い作業工程を特定してその工程に特化した指標を明確にしてパフォーマンスの評価をすることで、その後に必要な対策を打って、結果をみながら、不具合の減少に効果があるのかを検証するPDCAサイクルを回すことを定着させていました。

 どんな目標を立てたらいいのかということを建設業の企業に相談されたことがあります。その組織で最も重要視していた受注量・受注額を継続して増やすことを目指し、その実現のため社員の力量を引き上げることも含めて、請け負うキャパを広げることで受注量を増やすことを達成計画に入れ込みました。

 これまで、社内での作業のキャパが限られている事で受注を増やしたくと増やせないジレンマの解消を目的とした指標を掲げた結果、社員の力量は着実に上がり、作業量のキャパが拡大し、それと比例して受注量を年々伸ばすことが出来ている企業があります。これこそパフォーマンス評価をうまく活用しているケースです。

パフォーマンス向上は、自分たちで管理できる取り組みとなることが前提となる

 ISOのマネジメントシステムの5.1リーダーシップ及びコミットメントで「組織の事業プロセスにマネジメントシステム要求事項との統合を確実にする」という要求事項があります。

 この要求事項は、組織の意図した成果の実現に際しての課題やリスクに取り組み、皆が共感して取り組むことを目指しています。

 これからの審査は、パフォーマンスの評価を通して、成果を出すために何をしているのかという事を見ていきます。

 手間をかけて、費用もかけて、組織の業績向上につながらないシステムになっていませんか。ISOマネジメントシステムの登録だけの維持を目的とするのであればISOの認証は辞めたほうがいいと思います。

 なぜなら、社員の負担となり、組織には何の便益にもならないからです。

シェアする

組織開発

  • 組織を改善したいが何から手をつけていいかわからない
  • 人手不足で残業がなかなか減らない
  • すぐに人が辞めてしまう
詳しく見る

お問い合わせ

お問い合わせは無料です。お気軽にお問い合わせください。

(C)株式会社インフィニット All Rights Reserved