ISOのマネジメントシステムにおけるリーダーシップとは、社員と向き合うことだ | 株式会社インフィニット

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ISOのマネジメントシステムにおけるリーダーシップとは、社員と向き合うことだ

2018年3月12日ISO

ISOのマネジメントシステムでは、5節にリーダーシップの要求があります。リーダーシップを組織運営の観点で更に効果的に発揮したいと模索している中小企業の経営者の皆さんと考えていきます。

 

目次:

1.リーダーシップとは

2.コンルティングやISOの審査を通じて経営者のリーダーシップを振り返る

3.社員と向き合う事を最優先する

4.組織の現状確認のチェック項目

 

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1.リーダーシップとは

ISO9001では、5.1.1項では、組織を運営するため(ここでは、マネジメントシステムを運営することと同義語とします)にリーダーシップに関して主に次の事が要求されています。

(1)    組織にマネジメントシステムを有効活用していくという説明責任

(2)    設定した方針・目標と組織の課題やリスクを踏まえて組織が掲げた戦略と両立して運用を行う事。

(3)    プロセスアプローチを用いて日常の業務を行い、PDCAサイクルを回していくことを浸透させる。

(4)    組織のリスクを常に意識して、運用を行う事

(5)    そのために必要な人員、インフラ、職場環境 等を提供すること

(6)    社員に組織運営に積極的に参画させるよう促すこと

(7)    配置した管理層に能力を発揮できるよう支援すること      等

上記に掲げたことは該当する規格の要求を全て述べているわけではありませんし、また規格の文面そのままでなく、自分なりの解釈です。その点は様々な意見もあると思いますが、ご容赦下さい。

上記については、経営者のリーダーとしての心構えや実践すべきことを示していると思っています。

具体的に言うと、上記を通じて組織を顧客満足向上に導き、改善を重ねて常に顧客から支持される組織になることを述べていると思います。

特別なことは何もないと思います。普段行っていることが上記に照らしてどうなのか確認して下さい。

ここの要求に関しては、審査では、殆ど4節の「組織の状況」と並行して経営者へのインタビューで確認するのは一般的です。

企業によっては、事業計画や年度方針書のようなものを提示していただき説明しているところもありますが、それが必須というわけではありません。

要するに企業経営や運営に関する自身の考えや思いと実践されていることをしっかりと話すことが前提だと思います。

 

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2.コンルティングやISOの審査を通じて経営者のリーダーシップを振り返る

ここでは、50人程度までの中小企業を想定しています。

ISOのマネジメントシステムを導入する際に、コンサルタントから「組織図を作って下さい」、「職務分掌で責任・権限を明確にする必要があるので作成例を示します」 等、

まずマネジメントシステムを整備することに重きを置いて進めていたのが一般的だと思います。

かくたる自分も以前はそうでした。

組織を創るという事について、本来はどのような組織にしたいのか、そしてその中で社員をどのように配置して組織の目的・目標を達成させていくというのが当然のことだと思います。

それと加えて管理職についてはその要件をはっきりさせ任命することが必要ですが、ただベテラン社員をそこに当てはめてしまった事例は多々ありました。その力量を持っているのであれば問題ないのですが、そうでないと組織にとって何もプラスになりません。

殆どの企業がそこまで深く考えないまま、審査を通すためだけの形しか作ってこなかったことが最大の原因ではないかと感じています。

社員が積極的に参画して、定められた責任や役割を全うして改善を重ねているというのであればいいのですが、大抵の企業では事務局の役割を担っている一部の社員の方々の取り組みで審査に対応しているということが殆どです。

 

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3.社員と向き合う事を最優先する

今迄、トップインタビューで聞いた事と現場で起きていることのギャップをそれなりに見てきました。

段々人数が増えてきますと、経営者一人で全てをみることは難しくなってきます。

でも、経営者がどれだけ社員の皆さんに向き合っているのかということにつきると思います。

確かに、経営理念や行動指針等を制定して、至る所に経営者が伝えたい言葉が事業所内に掲示されていることを良く見ます。

「毎朝、理念や方針を唱和しています」、また「毎週会議を開いて目標の進捗を確認しています」と聞きますが、どれだけ効果があるのでしょうか?

その内容が経営者からの一方的な伝達であったりすることはないでしょうか?

また、担当者に実施を指示したこともその場で理解しているふりをした面従腹背になっているのではないのか? 等、相互理解と意思相通が十分でなく、形だけの取り組みになっているのではと感じることが多々あります。

中小企業の場合、目の前に事に対処することに時間をとられ、常に様々な判断を下す必要があり、向き合うことがなかなか出来ないという事は実際にあると思います。

ただ少ない事例ですが、経営者が都度面談を実施したり、様々な機会を作って階層ごとで問題点やクレームについて話しあったり、教育訓練プログラムを実践しているところは、社員が必達する目標について理解し、しっかりと認識をして目標の達成に貢献しています。

経営者にとってのリーダーシップとは、社員としっかりと向き合い対話をして、目標の達成に一丸となって取り組むことができる組織にしていくことだと思います。

 

この事を最優先に取り上げて日々実践できるかどうかです。

 

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4.組織の現状確認のチェックリスト

現在、皆さんの組織がどうなっているのかリストを示してみました。是非、点検して下さい。

□   社員が理念や方針、目標を理解しているのかわからない

□   会議やミーティングでは、殆ど自分が話している

□   会議やミーティングでは、社員から意見が殆どでない

□   職場にあまり笑顔がない、暗い感じである

□   現場にいる社員とあまり話しをしていない

□   管理職から担当している部署の現状を殆ど確認していない

□   自分から問いかけをしないと、報告をしない。

□   会議やミーティングでは、目標としている指標の進捗と関連した情報しか確認していない

□   自分が話していることが言い放しになっていて、その後フォローをしていない

□   職場では、普段から必要最低限のことしか話しをしていない

 

1つでもチェックがあれば、すぐにでも手を打つべきではないでしょうか!!

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