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ISO14001の環境側面の取り組みは、SDGsを意識して取り組みと新たな展開が生まれる

2018年4月29日ISO

仙台で、ISOのマネジメントシステム(品質、環境、労働安全衛生、情報セキュリティ 等)の認証取得と運用のステップアップ支援をしています 櫻田 一展(さくらだ いちのぶ)と申します。

 

ISO14001の環境マネジメントシステムの認証取得や認証後の運用にお悩みに経営者の皆さんに役立つ情報を提供させていただきます。

 

目次:

1.環境マネジメントシステムは、環境側面の抽出と環境影響評価から始まる。

2.環境影響は、会社視点の狭い捉え方でなく、もっと地球規模の広い視野でイメージすることが必要

3.SDGs(持続可能な開発目標)は、ISO14001に取り込むことで他社との差別化ができる

1.環境マネジメントシステムは、環境側面の抽出と環境影響評価から始まる。

ここでは、経営者が中心となって行う、組織の状況やリーダーシップ関連を除いて、主に現場で取り組む事をお伝えします。

環境側面とは、日常に業務において使用する、エネルギー、用水、用紙、材料、資材、排ガスや排水、廃棄物等が該当します。

製品やサービスを提供する最初の工程から最終工程までの全ての工程において上記のように環境側面を漏れなく抽出することが求められます。   そして、抽出した環境側面についての環境影響を特定します。

環境影響は主に、大気に影響を及ぼすのか、土壌に影響を及ぼすのか、川・湖、海の水系へ影響を及ぼすのかを社内で話し合って特定していきます。

もちろん、大気や土壌及び水系だけでなく、生態系や廃棄物の増大のように環境に悪影響を及ぼすものもあれば、リサイクル(再資源化)や、リユース、リデュース(減らす)等の良い影響も特定して下さい。

あと、一つの環境側面から複数の環境影響が特定されます。(表1 参照)

環境側面 Input/Output 環境影響の例 対策の例
ガソリン In 天然資源の枯渇 アイドリングストップの実施ハイブリット車の導入
排ガス Out Co2の排出による地球温暖化
梱包用資材 In リユース:環境に良い影響⇒廃棄物の抑制 著しい環境側面となった場合⇒資材の使用期間のデータ取りとより長く使用してもらうための取組みを決めることもある
Out 廃棄物が増大する:リユース出来ない場合は廃棄物の増大となる リユースできる資材に変更梱包方法の変更  等
リサイクルの促進⇒資材の材質や素材のよって他の事業や作業でリサイクルできるのであればその影響も書いていくこと。 リサイクルできるものであればそれを売って収益アップに貢献するか、費用をかけずに引き取ってもらうかでコストを削減するか等の実績に好影響を与えていくこともある。

表1

 

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2.環境影響は、会社視点の狭い捉え方でなく、もっと地球規模の広い視野でイメージすることが必要

これまで説明した環境影響評価は、日常業務と関連して、業務の効率化やコストの削減 等について、全員で取り組むことで組織が求める成果が得られる運用にすることがポイントです。

業種にもよりますが、この環境影響評価が事業内容に変化があまりないとのことで、殆ど当初の内容から見直しがされていない事例も中小企業では散見されます。

やはり、環境影響を自分達の領域(テリトリー)の中の狭い視点で考えてしまいがちなのが原因の一つと考えられます。

地球で起きている様々出来事と環境との関連を社内で話し合っていけるのかが一つの鍵だと思います。 原油だけでなく各国の間での様々な資源の争奪戦や資源の戦略は、間接的に原材料の確保と関連します。

また、昨今の気候変動への対応には先般採択されたパリ協定が各国で実施され、化石燃料から再生エネルギーへのシフトを促しています。

このように世の中に動きを察知して、その考えを自社に置き換えながら試していくことを続けていけるかです。このことは、社員の意識を向上するきっかけになり得ます。

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3.SDGs(持続可能な開発目標)は、ISO14001に取り込むことで他社との差別化ができる

2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)では、企業に次のことを求めています。

「地球は、経済、社会および環境の面で大きな課題に直面している。 こうした課題に対処するため、「持続可能な開発目標(SDGs)」は、2030年に向けて世界的な優先課題および世界のあるべき姿を明らかにしている。極度の貧困を根絶し、世界を持続可能な軌道に乗せるための先例のない機会を提供するものである。世界の各国政府は、すでにこの目標に合意している。今こそ企業が行動を起こす時である。」

SDGsは、17の項目に渡って企業にその業務が与える影響を評価し、意欲的な目標を設定し、その結果を透明な形で周知するよう要請しています。

項目には、「貧困の撲滅」「飢餓をゼロに」「エネルギーみんなにそしてクリーンに」「気候変動に具体的な対策を」 等、環境に関わる様々な観点から取り組みを求めています。

中小企業の経営者の皆さん、どうしても社内のもしくは業界の視点だけでこの環境影響をみていくと視野が狭くなり、活動が停滞します。

もし、そのようにお考えであれば、SDGsの17項目から一つでもいいので選択して、取り組むことをお勧めします。 これは、社員教育にもなっていきます。

社内や業界の動きしか知らず、世の中に動向にあまり関心がなく活動しているのであれば、それ自体がリスクになってきます。   実際にSDGsを取り入れて社員の視野や考え方を広げている中小企業がすこしづつ増えてきています。

このことは大企業だけの取り組みではありません。 顧客を始めとする社会全般に発信していくことで同業他社にないこととして差別化につながり、大手との取り引きや今迄考えられない業種や企業との接点も生まれてくるチャンス(機会)になっていきます。

ISO14001の目的の一つは、「Social Satisfaction」(社会的満足)です。

環境マネジメントシステム(ISO14001)が御社の戦略の一環として、持続可能な成長が出来るシステムとして運用していくを是非目指して下さい。

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