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組織を創るために経営者がやるべきこと1    理念や方針はあるが、なぜかそれを実現するための未来への取り組みが作られていない組織が実施すべき3つの必要な事

2018年9月26日組織開発

理念や方針は作っているが、それが社員にあまり浸透せずに組織として目標の達成に一丸となれずにお悩みの中小企業の経営者の皆様へお伝えします。
今回は、まず何から実施して未来への取り組みをまとめていくのかを説明します。

 

目次:
1. 現状を直視しよう
2.組織を運営する方針を作る
3.行動指針は社員を巻き込んで作る

 

1.現状を直視しよう

今迄の組織の課題や問題点を箇条書きに洗い出してみましょう。
いろいろな事が出てきます。“中間管理職が機能していない。”、“指示したことや決め事が徹底されない”、“若手の定着が低い”等、様々な事が出てくると思います。出来れば第三者を交えてやると別な視点での指摘もあるので、なおいいと思います。
ただ、問題点がたくさん出ていることは、今まで経営者がそれを容認した結果であり、社員だけが咎められることではないという事を肝に銘じて下さい。

その事を前提して考えると、問題点がたくさん出るということは、それだけ伸びしろがあり、良くなっていく余地が大きい事になります。悲観することはありません。

その根底にあるのは、もっと業績を上げていい会社にしていきたいという思いが強いことの裏返しです。

ポストイット1枚に1件づつ思いつくだけ書いて整理して分類してみましょう。
似たような内容でも構わないので、1件でも多く書いて下さい。質より量でいきましょう。
一人で考えてもなかなか思いつかない場合は、信頼できる社外のひとと話し合いをしながら取り組むことで、いろいろな気付きが得られると思います。

 

 

2.組織を運営する方針を作る

現状を直視するところで出た事を最終的に3つの文章にしてまとめてみましょう。
理念を実現するためにどのような組織にしたいかということです。

例えば、管理職が機能していない場合は、職務責任や権限を明確にしてそれぞれが役割や責任を果たせる組織運営をしていくこと、
また、残業が多い割に成果が得られていない場合は、就業時間内に成果をしっかりと出していく組織運営をすること 等、組織ごとの課題や問題点を踏まえて、第三者にもわかりやすい具体的な文章にして下さい。

ワンセンテンスのキーワードのみというのは、伝わりづらいのでお勧めできません。

 

3.行動指針は、社員を巻き込んで作る

ここは理念、そして組織運営方針が決まったら、それをトップが社員に説明して社員を巻き込んで作成することをお勧めします。
理念及び組織運営方針から、全員がどのように行動するのかを5~10程度箇条書きで作成してみて下さい。

でてきた意見は、肯定しながら、その意見に乗っかりながら楽しくたくさん意見を出せるような場が作れれば、社員の間での一体感が出てきます。
例えば、コミュニケーションをしっかりととって組織運営する事が示されているのならば、チーム内でメンバーの意見をしっかりと聞いてかつ自分の意見も伝えて取り組み事やチーム内で多様な役割を果たして人に依存しないで活動することなど、いろいろな意見が出てくると思います。

ここの狙いは、社員に参画してもらうことで自分事にしてもらいたいということです。その後の活動に社員の協力は欠かせません。
一緒に組織を創って、共に成長していこうという姿勢を示し、理念の実現に取り組んでいきましょう。

ただ、意見をたくさん出せる場は簡単に作れないのも事実です。ましてや今迄このようなことをしていない組織ならなおさらです。
次回は、この事を話してみます。

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